「成功法則ではワクワクが重要だと言っていたけど、
自分はワクワクしているつもりなのにいっこうに夢が実現しない!」
成功について学んでいる人ほど、
そう感じている人も多いのではないでしょうか?
今回はワクワクを成功に繋げるためには何が必要なのか?
実現できていない人は何が足りていないのか?
そのあたりに切り込んでいきたいと思います。
1.そもそもワクワクの効果とは?
「ワクワクが重要」という事は、成功哲学系の書籍やノウハウにたくさん触れてきた人にとっては当たり前と捉えられる世の中になってきています。
ではなぜ「ワクワク」が必要なのでしょうか?
以前の記事の中でもお話していますが、
この世の中は「波動の世界」です。
僕たちの目で確認できないところで、
携帯電話の電波がやりとりされていて、
僕たちのメールや電話が受発信されています。
視覚的に確認できない事ですが、これは事実です。
ラジオのチャンネルを合わせる作業も同じです。
アンテナが周波数をキャッチして特定のチャンネルを聞く事ができます。
全部見えない世界、周波数の世界でさまざまな情報がやりとりされています。これが現実です。
これと同じで、僕たちは「感情」という波動を常に発しています。
それと同調する形で出来事を引き寄せています。
プラスの感情はプラスの出来事の周波数と合い、
マイナスの感情はマイナスの出来事の周波数と合う事で、
さまざまな出来事が引き起こっています。
気分の良い時には、やけに良い事が起こるし、
なんとなく気分が曇っている時には、なぜか嫌な事が起こるなんて事は
皆さん経験があるのではないでしょうか。
「雨の日はなんかうっとうしい事が多いなぁ」
なんて事は、割と感情が出来事を引き起こしている典型的な一例かもしれません。
「ワクワク」とは、プラスの感情を代表するものなので、
ワクワクしていれば、自分にとってプラスとなりうる出来事を引き寄せやすいのです。
ワクワクに関するもう一つの重要なポイントとして、
ワクワクは、本能が示す「人生の道しるべ」だと言われています。
自分の「潜在意識」が本能的に求めていることに
人間はワクワクすると言われており、
ワクワクという「直感」に従う事で成功に近づく事が多いという内容です。
数々の成功者達がそのワクワクを道しるべに人生を歩んできた事実は、
多くの書物などで残されています。
これは理論ではなく成功者たちの体験談なので、僕たちに反論できる余地はないところですね。
以上の事から、「ワクワク」の感情は非常に大事ですし、
さまざまな成功法則系の書籍やノウハウでも、「ワクワク」が重要視されている事は間違いありません。
2.願いの実現に必要な要素
では、願いの実現に必要な事は「ワクワク」だけなのでしょうか?
もちろんワクワクしていれば、自分にとってよりポジティブな出来事に波動を合わせやすくなります。
しかし、必ずしも願いの対象に波動が合うとは限らず、
「なんとなく心地が良い出来事」が起こりやすくなる
という感覚に近いイメージかと思います。
実は「願いの実現」に対して必要な要素は「ワクワク」以外にもあるのです。
ワクワクだけで願いが実現しない本当の理由はそこにあります。
では、その理由とは何なのでしょうか?
ワクワクとは、「感情」面での波動コントロールの方法の一つです。
プラスの感情の波動をもって、プラスの出来事を引き寄せる技術です。
実は他にも「意識」面での波動コントロールと、
「潜在意識」面での波動コントロールが必要となります。
これらによって、「なんとなく心地の良い出来事」ではなく、
「願い」に対する実現速度をグンと加速させる事ができるのです。
これまで発表されてきた成功法則や書籍では、
「感情」「意識」「潜在意識」の波動コントロールについて
全て混同して述べられており、一つ一つ分類して書いてくれる事はありませんでした。それが実践する僕たちに対して少しわかりづらいものになっていました。
ワクワクは、「感情」面での波動コントロールに過ぎないのです。
実はここを区別して考える事によって、願いの実現に対する引き寄せの加速度が大きく高まる事をぜひこの機会に覚えておいてください。
3.足りていないのは「意識」のコントロール
願いの実現に必要なものは、ワクワクという「感情」面での波動コントロールの他に、「意識」「潜在意識」面での波動コントロールも同時に必要になります。
ここでは特に「意識」面での波動コントロールについて説明します。
実は「望む特定の事象」について引き寄せを起こしたい場合は、
ワクワクだけでなく、そちらに「意識」を向けていく必要があります。
「なんでもかんでも引き寄せる」のではなく、
「欲しいものを引き寄せる」というアプローチに近いと解釈してください。
「意識」には「向き」「強さ」「長さ」があります。
ベクトルのようなものです。
その全てを適切に「望む対象」に向ける事ができてはじめて、
自分の願いを現実化に向けてコントロールする事ができます。
つまり、ワクワクだけで夢や願いが実現しない人の大きな理由は、
「意識」面での波動コントロール不足にあったのです。
※本記事では扱いませんが、
「意識」の「向き」「強さ」「長さ」についての詳しい解説や、
「潜在意識」面での波動コントロールなどについては、
書籍『「億」稼ぐ人の深層思考法(秀和システム)』において
詳しい解説がなされています。
人生のより具体的なコントロールに興味がある方は、
一度お読み頂く事をオススメします。
4.「意識」の最上級の表現は「集中・没頭した行動」
「意識」のコントロールについて
「向き」「強さ」「長さ」があるとお話しましたが、
ワクワクだけで実現しない人に関しては、特に「意識の強さ」が重要です。
意識の強さとは、文字どおり
「望む対象に対して、どれくらい強い意識が向いているか」
を指します。
そして、その強さレベルは5段階に分かれています。
弱い順に、
1. 意識する
2. イメージする
3. 言語化する
4. 行動する
5. 没頭・集中して行動する
です。
実はこの事実を知る事が非常に重要です。
つまり、願いの対象に対して、最も強いアクションは
「没頭・集中した行動」なのです。
一晩中ご飯を食べる事も忘れて徹夜でゲームに没頭していたら、
1日でゲームを全てクリアしてしまった人のエピソードを聞いた経験はないでしょうか。
本当に集中した行動は、右脳活性化状態の行動となり、
非常に強い引き寄せを起こします。
それが願いに対する現実化をとても加速させるのです。
ここで最初の問いに戻りましょう。
「成功法則ではワクワクが重要だと言っていたけど、
自分はワクワクしているつもりなのにいっこうに夢が実現しない!」
これはなぜかというと、まず「感情」面でのアプローチだけでなく、
「夢」を実現させたいなら、「夢」に対する「意識」面でのアプローチも必要だからです。
そして、「意識」面でのアプローチを追求していくと、
実現するためには少なくとも「行動」する必要があり、
また最上級は「集中・没頭した行動」が必要となります。
「ワクワクしてイメージしているのに実現しない!」
「ワクワクして言語化しているのに実現しない!」
と言っている人は、
実は意識の強度レベルで考えると、「イメージ」や「言語化」については
それだけで全てを実現できるほどの意識レベルはないという事を知っておくと大いに今後に役立つでしょう。
※一部の肉体開発を終えた聖者レベルの人なら可能かもしれません。
5.「感情」と「意識」のバランスが最重要!!
という事で、成功哲学研究者の中でよくある疑問。
「ワクワクだけでいいのか、行動が必要なのか」
という問いに関しては、
両者には「感情」面のアプローチと「意識」面のアプローチの違いがあり、実現を加速させるためにはやはり両方必要という結論が最適であると考えています。
しかし、ここで、
多くの人が見失ってしまいがちな、最も重要なポイントが一つあります。
それは、「感情」と「意識」のバランスが最重要、という事です。
ビジネス大好き人間の多くは「行動」「行動」と主張し、
多くの方がこれに影響を受け、いつしか社会全体で「行動」「行動」と叫ぶ世の中になっています。真面目な日本人らしい発想だと思います。
もちろんこれは、物事の実現のためには間違いなく重要です。
しかし、その反面、その「行動」を叫ぶ社会のプレッシャーに苛まれ、
「感情」がひどく傷んでいる人も少なくないのではないでしょうか。
世の中にはのんびりしている穏やかな平和主義者の方もいます。
もちろん行動派で次から次に成功を手にしていく人もいます。
どちらの生き方も正解です。
幸せや人生の尺度に立てば、それぞれのペースで自分の思う幸せを実現していく事が本質的です。
ビジネスやお金の話は、あくまでそれらに包括された世界の中での話です。
人の感情とは、どんな人でも非常に脆く壊れやすいものです。
願いを実現するためには「感情」も「意識」も両面でのアプローチをする事が有効ですが、あまりにストイックに「意識」面でのアプローチをするあまり、「感情」をおざなりにしないように注意してください。
「感情」はワクワク、「意識」はその方向に向けて行動を着実に取る。
そして、自分らしく、「感情」だけは絶対におかさない。
是非このスタンスを大切にして、
これまでより一層、皆さんの願いを実現していってください。
ニシダ
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